横浜の下町・黄金町にある名物映画館シネマ・ジャック&ベティで8/25(土)より公開。
中央興行が経営する横浜日劇とシネマ・ジャック&ベティは、横浜下町のシンボルだった。しかし、興行不振などを理由に2005年2月に両館とも閉館。横浜日劇は建物老朽化で2007年4月に取り壊されたが、シネマ・ジャック&ベティは地元の町の活性化を図る「黄金町プロジェクト」と連携し、生き延びた。2007年8月からエデュイットジャパンが運営。名画座のシネマ・ジャックと単館系ロードショー館のシネマ・ベティ。なつかしい「昭和の匂い」がするレトロな映画館を若い支配人・梶原俊幸さんが守っている。
梶原さんはブログで、シネマ・ジャック&ベティと周辺の町の魅力をこう綴っている。「シネコンは同じ施設のなかにショッピングセンターやレストランがあり、便利なことが魅力のひとつです。しかしわれわれ、町の映画館も負けてはいません。劇場周辺には、個性あふれるお店や昔ながらの味を守る飲食店が立ち並ぶ、伊勢佐木町などの商店街がいくつもあります。他ではなかなか見ることができない映画をお楽しみいただきつつ、伊勢佐木町周辺の散策(イセブラ)をして、町の魅力を体感していただければと思います」。
晩夏、まずシネマ・ジャック&ベティで『オロ』をみて、それから「イセブラ」に繰り出し、横浜の下町の魅力を体感してみてください。